COP400%デゴイチについて

 井出治氏が開発した超効率インバータ(デゴイチ)400%近い効率が得られている。つまり、入力エネルギーの約4倍の出力エネルギーが取り出せるということである。出力の一部を入力に戻すことにより、永久機関も夢ではない。一家に一台、車に一台装備することによりエネルギー問題は解決する。第二次産業革命が起きるだろう。

NASAも注目の技術
 井出治氏は、ファラデーの逆起電力とは逆の「正の起電力」を発見し、19956月に米国物理学会の応用物理学ジャーナル誌上で発表した。それに興味を持ったNASAは、井出治氏に招待状を送り、1999年のNASA主催の磁気浮上技術国際会議に招待した。井出治氏はその場で研究発表し、多くの質問が寄せられたそうだ。

元になった技術
 井出治氏の技術は、1970年頃にエドウィン・V・グレイによって発明されたEMAモーター

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が元になっている。EMAモーターは、火花放電とモーターとバッテリーを組み合わせた物で、永久に回転し続けるモーターである。しかし、それが世に出ては困る反対勢力により闇に葬られ、未だに実用化されていない。
 また、1900年頃にニコラ・テスラによって発明されたテスラ・コイルも元になっている。ニコラ・テスラは、巨大なテスラ・コイルを使って、地球上のどこでもエネルギーを取り出すことができる世界システムという壮大な構想を持っていた。しかし、それを理

解できる者はなく、資金不足で実現できなかった。

超効率インバータの特許出願
 超効率インバータ技術は国内特許出願されている。特許公開番号は2012-023898である。図1は、超効率インバータの基本回路である。また、図2(a)MOSトランジスタの駆動波形、(b)はトランスの一次側入力電流波形、(c)はトランスの二次側電圧波形である。図3(a)は、MOSトランジスタの駆動パルスの間隔を短くしたときの波形、(b)はトランスの二次側に雪崩現象が発生して電圧波形が大きくなっていることを示している。これは、正の起電力の影響である。
 図4は、さらに効率を改善するために考案された回路である。E型コアを2個とI型コアを1個、間にエアギャップ

を隔てて配置されている。そして、コイルを直交に配置している。

図1

図2

図3

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図4

正の起電力とは
 一般に知られているのは、ファラデーの逆起電力である。ファラデーの逆起電力は、コイルに電流を流すと、その電流の変化を妨げる方向に電圧が生じるというものである。正の起電力は、それとは逆方向に発生する電圧である。つまり、入力電流を増大する方向に電圧が生じる。従来のトランスやモーターでも正の起電力は発生していたが、ノイズ成分としてやっかい扱いされてきた。超効率インバータでは、それを有効利用している。

空間にはエネルギーが充満している
 真空は何もない空間ではなく、粒子と反粒子が対になって埋まっている空間と考えられている。いわゆる「ディラックの海」である。イギリスの物理学であるポール・ディラックは、1928年にシュレーディンガー方程式に相対性理論を取り入れた「ディラック方程式」を完成させた。ディラック方程式を解くと、マイナスのエネルギーを持つ電子が存在することになる。しかし、実際はマイナスのエネルギーを持つ電子は観測できないので、真空はマイナスのエネルギーを持つ電子で満たされた海になっているという「空孔理論」を提唱した。この中に、プラスのエネルギーを与えると、海の中の電子はプラスのエネルギーを持つ電子になって飛び出してくる。飛び出した場所には孔が開き、その孔は相対的に正のエネルギーを持ち、正の電荷を持つ粒子に見える。それは、電子の反粒子であり、陽電子と呼ばれる。
 場の量子論では、真空はいたるところで粒子と反粒子がペアで生成し、すぐに結合して消滅する現象が絶えず起こっていると考え、この状態を「真空のゆらぎ」と呼んでいる。図5に示すように、真空をミクロ的に見ると絶えずプラスのエネルギーになったり、マイナスのエネルギーになったりしているが、平均すると0エネルギー状態になっている。

図5

空間からエネルギーを取り出す方法
 空間からエネルギーを取り出すには、図6に示すように、空間に振動を与え、空間が正のエネルギーに傾いたときだけエネルギーを抽出するようにすれば、正のエネルギーを取り出すことができる。
 空間に振動を与える方法として火花放電がある。EMAモーターは火花放電を利用して真空に振動を与えている。井出治氏も当初は火花放電を利用していたが、その後、インパルス電流による磁力線を利用するようになった。
 空間に振動を与えた後、空間が正に傾いたときだけエネルギーを抽出するには、空間の振動周波数に共振させる必要がある。井出治氏は、パルスの間隔を狭くしていくと雪崩現象が発生し、出力電圧が増大するといっている。最も出力が増大する周波数が存在するはずである。モレイ・コンバータは、共振のみを利用して空間からエネルギーを取り出していた。

図6

装置が冷たくなる不思議な現象
 通常のモーターであれば、回転し始めると発熱するはずであるが、EMAモーターも井出治氏の超効率インバータも稼働し始めると冷たくなるという不思議な現象が発生している。
 空間から正のエネルギーのみを取り出すと、周囲の空間は負のエネルギー状態となる。負のエネルギー状態というのは想像しにくいと思うが、正のエネルギー状態は周囲に熱を与えるのに対して、負のエネルギー状態は周囲から熱を奪う。したがって、装置が冷たくなるという現象が発生したのである。
 負のエネルギー状態は、すぐに周囲に拡散していくので、すぐに0エネルギー状態になる。したがって、空間からいくらでもエネルギーを取り出すことができる。

 

オカルト科学なんですが

電磁気学はUFOディスクロージャーの対象で、

コイルに短いパルスを与えてやると

入力以上の電流か電圧が出てくる

みたいな感じなのでしょうか

他に雷みたいな生の電子流から

電圧が取れるというタイプもあります

 

井出治氏特許

インバータ駆動方式 特開2012-023898


課題

効率の良いインバータ駆動方式を提供する。
解決手段

トランスの一次側駆動パルスとして、パルス幅がごく短いパルスを供給すると共に、その一次側駆動パルスの時間間隔を縮めることによって、過渡現象によるトランスの二次側の出力電圧を、入力の電源電圧を一定に保ったまま、数倍に大きくすることができる。
概要

背景

従来のインバータの駆動方式として代表的なものはロイヤーの回路である(例えば、特許文献1を参照)。図8は、ロイヤーの回路の基本回路の一例を示している。
図8において、トランス1は2つの一次側巻線L1、L2と1つの二次側巻線L3を有し、一次側巻線L1,L2の相互接続端には、直流電源2の−極が接続されており、直流電源2の+極は、スイッチSW1を介して一次側巻線L1の他方の端部に接続されるとともに、スイッチSW2を介して一次側巻線L2の他方の端部に接続されている。

そして、図9(a)に示すように、スイッチSW1,SW2を共にオフした状態から、スイッチSW1とスイッチSW2を交互に時間T1,T2の間オンオフすることにより、トランス1の一次側巻線L1,L2に、正負交互の入力電流を流すことによって、トランス1の二次側巻線L3より、図9(b)に示すような出力を取り出すことができるというものである。
このロイヤーの回路の駆動方式によれば、駆動中に入力電流は瞬間的に零になることはあっても、完全に休止する状態はない。

また、インバータの駆動制御方式として一般的なものとしてはPWM(パルス幅変調)がある(図10(a),(b)参照)。これは、スイッチSW1,SW2のオンオフの周期Tにおける入力電流のパルス幅T1,T2を調整し、間欠的に駆動することによって、二次側の出力電圧を制御する方式である。

すなわち、図8におけるスイッチSW1およびSW2のオン時間であるT1およびT2を調整することによって二次側出力電圧のパルス幅を変え、実効出力電圧を調整するというものであり、トランス1の入力電流が時間T1,T2に比例して増大する範囲内で、なおかつ、トランス1の磁場が飽和する範囲内ならば、時間T1,T2が大きいほど(すなわち、デューティが大きいほど)出力電圧の実効値も大きくなる。
このように、PWMは、「出力電圧の制御」を目的として、入力電流を間欠的に駆動する方式である。

 

 


概要

効率の良いインバータ駆動方式を提供する。トランスの一次側駆動パルスとして、パルス幅がごく短いパルスを供給すると共に、その一次側駆動パルスの時間間隔を縮めることによって、過渡現象によるトランスの二次側の出力電圧を、入力の電源電圧を一定に保ったまま、数倍に大きくすることができる。

 


目的

この発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、効率の良いインバータ駆動方式を提供する

 

 

 

資料画像は前半部に使った奴と同じです