オオマサガス

 

 マイクロバブル核融合の思考実験より抜粋

http://yohane.natsu.gs/00%20micro%20bubble.htm

 

3. オオマサガス発生のメカニズム:


  マイクロバブルの作り方は、いかにガスが水に溶ける 過飽和の状態にして、それをバルクの水中に放出するかにかかっています。気泡が大きいと反応しない、小さいと液相から分離しにくい、というジレンマがあります。

  その解決策の一つの方法として、電解による初期の状態は、水素、酸素が過飽和状態になっていると推定されます。電極では、できた原子状の(=発生期の)水素、酸素が 分子状に結合しないうちに、すばやくバルクの水中に放り出す必要があります。これを可能にするのが、振動板方式の電極です。
  日本テクノ(株)では、メッキ槽の攪拌装置を製造していますが、振動板方式で行っています。洗剤を入れても泡が立たず、槽全体が均一に攪拌されます。 この振動板の表面では、流体が非常な高速になっていて、電解生成物を瞬時にバルクに吹き飛ばし、電極そのものがポンプになっています。

  (cf. そうでないやり方 ・・・ ブラウンガス などの固定電極(+ 制御電流を流す)方式 では、H-H-O の生成が不完全で、H2、O2 が大量に混合して、相変わらず”爆鳴気”になっている)


  (オオマサガス発生のメカニズム):
   


  ① 水中に放出された発生期の物質(異常に高い化学反応性をもつ)は、過飽和と 気泡生成を繰り返し、途中で生成した気泡の圧力によって反応して、(H-H-O)n 型の クラスター・ガス(n=4~24)をつくり上げ、これは分子量が大きいので水には溶け込まず、その(反応済みの)気泡が成長して大きくなっていき、十分な浮上速度によって液相から連続的に分離されます。

  ② この(H-H-O)nガスは、燃焼時に 与えた電解エネルギーの約5倍のエネルギーを放出します。これは発生するガスの量が増えるからです。 マイクロバブルが強度の自己圧壊をするならば、電解槽バルクの中で気泡が消滅する際に 核融合反応が起こり、そのエネルギーを吸収して(より多く)生成すると考えられます。核融合によって生じたガンマ線によってまわりの水分子が電離して、(これがまわりの溶液が飽和しているのですぐに気泡となり、)ますます(H-H-O)nを生成します。 因みに、電解槽の液温の 著しい上昇は無く、効率良くガンマ線を物質に吸収していると思われます。

  結局、水溶液に導電性を与える K+(カリウムイオン)などのアルカリ金属イオンが”原子力燃料”(少しずつ消耗)となって、p+(=水素イオン)と反応して ガンマ線を放出することが、5倍ものエネルギーを作り出す原動力となると考えられます。 これは、溶質に、各種アルカリ金属イオン(Li → Be、 Na → Mg、 K → Ca、 Rb → Sr、 Cs → Ba)を添加しても同様と思われます。 Cs(セシウム)が元素転換してBa(バリウム)になることは、上記のとおり実証済みです。 ・・・ 事実上、「原子力機関」


  強攪拌の方法は、導電性のプロペラでもできると思われますが、オオマサガス発生装置のように、複数の 向きを若干変えた”チタン板ばね”を機械的に振動させるのが合理的と思われます。(* これは、メッキ槽 攪拌機のノウハウです)
  発生ガスに H2、O2 が混じって”爆鳴気”にならないように、気泡の発生具合の厳しい管理が要求されます。 ・・・ 実用的には、あまり多くのガスを蓄積せず、発電機等でただちに消費してしまうシステムが推奨されると考えられます。