商業的に利用されるクロストリジウム属菌(セルロース由来のバイオエタノール)

WIKIPEDIAより参照

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E5%B1%9E

 


商業的に利用されるクロストリジウム属菌

C. thermocellum(クロストリジウム・サーモセラム)
好熱性。セルロソーム[注釈 1]という特徴的な酵素複合体[16]を有し、効率的なセルロース分解を行う。また、C. thermocellumのセルロース分解は酸素を要求しない。しかも、この細菌は好熱性であるため、発酵の進行とともに培養槽温度を上昇させる発酵熱を除去する冷却コストを削減することができる。このため、リグノセルロース系資材を基質とした燃料エタノール生産に利用できる。

Clostridium acetobutylicum(クロストリジウム・アセトブチリクム)
アセトン-ブタノール-エタノール発酵を行う。1910年ごろ、ハイム・ヴァイツマン[ 英: Chaim Weizmann ](イスラエル初代大統領)によって発見され、また、火薬とトリニトロトルエンの生産のためにデンプンからのアセトンとブタノールの生物学的生産に用いられた。このため、「Weizmann organism」と呼ばれる。この株は近年バイオブタノール合成の研究で注目されている[17]。

C. butyricum(クロストリジウム・ブチリカム)
本属のタイプ種である。酪酸菌群を含み、整腸剤としても用いられる。腸内常在菌「宮入菌」など有用な株がある一方、一部の株はE型ボツリヌストキシンを産生し食中毒の原因となる[18]。MIYAIRI 588株は、病原菌のC. difficile の生育後期の増殖を阻害するため、日本、韓国、中国で販売されている。

 

C. ljungdahlii(クロストリジウム・リュングダリイ)
好気性のC. ljungdahliiは食用の廃鶏で、合成ガス(化石燃料バイオマスから生じる一酸化炭素と水素の混合ガス)といった単一の炭素源からエタノールを合成することが発見された。このことは、化石燃料バイオマスの非効率的な燃料からエタノールを合成できることを意味する。この細菌を用いた、合成ガスからエタノールを生産する試みは米フェイエットビル (アーカンソー州) で「BRI Energy facility」のパイロットプラントで行われている。

クロストリジウム属菌はガン細胞を選択的に攻撃することが知られており、また、いくつかの菌株は充実性腫瘍へ入り込んで増殖することができる。このため、非病原性のクロストリジウム属菌は腫瘍へと治療用タンパク質の運搬に利用できる可能性があり、実用化に向けた研究が進められている。

病原性クロストリジウム属菌は、近年、医療分野においてその偏性嫌気性菌としての能力を利用したがん治療への応用が期待されている。また、(Shaw 2010)によって、自閉症をもつ小児の尿より本属が作り出す物質3-(3-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシプロパン酸(略称:HPHPA) が高濃度で検出される報告がなされ、カビ毒の向神経作用が注目された。

 

NASAの「アポロ計画」全通信記録が機密指定解除

FBI「宇宙人は幽体として存在する」、NASA「月面に建造物」… 続々と開示される機密情報の真意とは!?

LINK

https://tocana.jp/2016/12/post_11694_entry.html

 

NASAの「アポロ計画」全通信記録が機密指定解除

 残念ながら日本では大きく報じられることはなかったが、今年8月、ついにNASAによる「アポロ計画」(1961~1972年にかけて実施された人類初となる月への有人宇宙飛行計画)の全通信記録が機密指定解除され、一般人がインターネットを通して自由にアクセス可能になるという画期的な出来事があった。これを受けて、世界各国のUFO研究家や地球外生命体の専門らは、すぐさま文書の解析に取りかかり始めたが、そこで信じられないような事実の数々が発見されてしまったのだ。

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画像は「NASA」より引用

 なんとアポロ8号では月面に「キャンプファイヤーのような奇妙な光」が目撃されたという。アポロ11号や14号の通信記録には、「月に建造物や道路があった」との会話が残されている。さらに、アポロ10号の通信記録によると、「月から音楽らしきものが流れてきた」というのだ。

 もっとも、この「月の音楽」に関しては、今年の機密文書開示よりも前に関係者たちの証言によって暴露されていた。問い詰められたNASAの技術者が「宇宙船間での電波の干渉である」という苦し紛れの説明を行ったものの、アポロ15号の元宇宙飛行士から「そのような音ではない。実に聞き慣れない音であった」と反論されるという一幕も起きている。しかし、今年8月の機密文書開示で、少なくとも「月の音楽」が実際に聞こえていたという事実だけは確定したことになるだろう。

 いずれにしても、「月に文明があり、地球外生命体がいた」ことをNASAが公言せずとも、それを示す証拠は隠しきれないほど出てきているのだ。これはもはや「私たちの口からハッキリとは言えませんが、興味ある人はどうぞ自分で調べてください」というメッセージだといえるのではないだろうか?

意識と反重力(物理学枠内)

この新しいNASAワーキンググループは、21世紀に向かうにつれて宇宙計画にエキサイティングな次元を追加します。政府機関がこの有望な方向に進むことを選択したことを奨励することしかできない。この記事で説明したような画期的な進歩を経て、すぐにNASAワーキンググループによって徹底的に研究され、私たちが星に到達することになるでしょう。そして、このため、もっと驚くべき理論的および技術的な突破口がすぐそこに潜んでいると確信することができます。
      
それは私達をこの主題の最後の心を打つことの側面に持って来ます。もちろん、ここで説明したような画期的な進歩を実現するには、人間の想像力と天才が必要です。しかし、私たちの意識は、比喩的な天才と創造性の意味よりもさらに根本的な役割を果たすかもしれません。それは実際にはスタードライブの不可欠な部分であるかもしれません - 燃料、計器、そしてナビゲーションシステムと同じくらい重要です。 (そしてナビゲーションは手ごわい問題です。歪んだ時空間距離で、どうやってそのような広い星間距離を確実にナビゲートするのでしょうか?)
      
理論上の肢を登ることを恐れていなかったJack Sarfattiは、これらのアイデアにかなりの考えを与えました。 「実用的で費用対効果の高い「UFOのような」先進推進システムを構築するための鍵は、量子力学の基本的な意味と意識との関係をよりよく理解することにあるかもしれません。 1973年にエドガー・ミッチェル宇宙飛行士とNoetics Instituteと協力していた故ブレンダン・オー・レーガンは、そのような情報を機密扱いにしていると私に話しました。彼がPsycho-Energetic Systemsの編集者であり、彼が私の初期の早い憶測のいくつかを発表したとき、私はその問題に取り組むことを強く望んでいました。人間の意識と量子重力との直接関係を推測しながら、オックスフォードでの数学の概説。

「量子重力とは、計量における、すなわち動的時空自体の4次元構造におけるゼロ点変動を指す。Wheeler-Feynmanの「距離での作用」の古典的な電気力学は、電磁ゼロ点変動と放射抵抗を将来の吸収から過去の放出までの時間的に後方に伝播する先進波この概念はごく最近になって、Fred Alan WolfJohn Cramerによる量子力学、そしてShu-Yuan Chuによる量子重力とすべての超弦理論に拡張された。現在実験室で確認されているホイーラーの「遅延選択実験」は、我々が量子論の伝統的なボーアコペンハーゲン解釈を使用するならば、光子が過去に波または粒子として作用するかどうかを示す。カリフォルニア大学のベン・リベットによる脳実験では、意識的な観察者、言い換えれば、意識的な選択は時間的に逆方向に作用しています。もし自由意志があれば、それは約1秒間時間的に逆行しなければなりません。言い換えれば、私たちの意識的な意図は、ホイーラーの量子遅延選択効果に依存しているようです。

 

「皇帝の新マインドのRoger Penroseは、Libetの実験を量子テレロジカル効果として説明しています。YakirAharonovと彼の学生は、エキゾチックな物質を使ったトラバースワームホールタイムマシンとは違ってJohn Gribbinは、彼の新しい人気本であるSchrodinger's Kittensの中で、これらの考えをわかりやすく説明していると述べています。過去から未来への正のエネルギーの遅延波と未来から過去への負のエネルギーの進んだ波とのホイーラー - ファインマン結合による量子力学のクレイマーによる説明は、量子論の意味を理解するための「ベストバイ」です。エキゾチックな物質は時間的に前に向かって伝播する負のエネルギーを持っていますこれは普通の反物質がすることとは正反対です。私が今取り組んでいるという理論。 Gribbinによると、Cramerの理論は機能するために光波の適切な時間がゼロである必要があるようです。つまり、光子は適切な時間内にここからそこに到達します。これは想像上の適切な時間を必要とする量子波には当てはまりません。さらに、Cramerの理論は、粒子がそれらの量子波を放出し吸収することを要求している。
      
「しかし、最近のDavid Bohmは、そのような量子放出と吸収が非常に深刻な形で標準的な量子力学に違反していることを示した。クレイマーの理論を機能させる「後退」を用いた量子力学の生きた意識への拡張がある。クレーマーの理論がGribbinが望んでいるのと同じように死んだ問題に対してうまくいくかどうかは明らかではないが、その逆作用は宇宙オペラのStar TrekThe Next GenerationQの力のようなものに対するフィードバック制御カニズムを提供する。これは、ロズウェルの残骸の手の刻印パネルを説明する量子意識効果としてUFO推進力を説明するでしょう、言い換えれば、瞑想、電気刺激、そして時空の形成を可能にする化学物質を通してアクセス可能な意識の状態があると想像できますここで私が言うことは確立された理論ではなく、私はまったく間違っている可能性があることを読者に警告します。この問題に関する私の現在の直感についての非常に推測的な説明を与えてください。」

これらのアイデアのうちのどれかがうまくいかないかどうかは時間だけでわかるでしょう。 しかし、もしそうであれば、それは確かに「あなたが星を望みの時に…」という行に新しい意味を与えるでしょう。

LLLT(低出力レーザーの美容効果)

アンチエイジングと肌補修効果が凄い!赤色LED

波長633nmの赤色LEDは、LEDを使った美容や医療の現場で一番ポピュラーな光です。主にNASAが研究を続け、大きな成果を上げています。

赤色LEDはミトコンドリアに働きかけて、細胞が活性化する効果あると言われており、更には、免疫細胞にも働きかけ、活動を活発化してくれるとも言われているのです。

このような作用から、赤色LEDをセラピーとして用いることで、以下のような効果が期待できます。

  • アンチエイジング
  • コラーゲン生産促進
  • 小じわを改善させる
  • 肌のくすみを改善する
  • 目の下のクマを改善する
  • 肌のハリを良くする
  • 肌のターンオーバーの正常化を促し、皮膚再生を促す
  • 肌のキメを整える
  • ニキビの赤みを軽減する、ニキビ跡の改善
  • 赤みを伴うニキビの炎症を抑える
  • 血行を促進し、肌のトーンを明るくする

https://josei-bigaku.jp/ledbiyou7098/

他にもいろいろ

LLLT(低出力レーザーでがん克服?)

近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療とは
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人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる新しい治療法の開発が、世界の注目を集めている。
「近赤外光線免疫治療法」と言い、米国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の小林久隆・主任研究員が開発した。がん患者を対象にする臨床試験も順調に進み、2~3年後の実用化を目指している。
がん治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3つがあるが、外科手術は患者の身体への負担が大きく、他の2つは副作用がある。転移・再発防止などにも課題があった。
これに対し、小林氏の開発した新しい治療法はがん細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのがんに適用できる。やっかいな転移がんにも有効だ。副作用がなく、必要な設備や薬品は安価なので、医療費の削減にも大いに貢献しそうだ。
オバマ大統領が2012年の一般教書演説でこの治療法の発見を取り上げ、「米国の偉大な研究成果」として世界に誇ったことを覚えている方も多いだろう。
その後順調に研究開発は進み、NCIで20年越しの研究が大詰めを迎えている小林氏に、この治療法の効果や革新性、将来展望などを伺った。
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【続報】「がん光免疫療法」の開発者・小林久隆医師に聞く――転移がんも再発もなくなる究極の治療の実用化を目指して
近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される
――近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法だと思います。その仕組みや特徴について、分かりやすく説明していただけますか。
小林 この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質(IR700)を付け、静脈注射で体内に入れます。抗体はがん細胞に届いて結合するので、そこに近赤外線の光を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。
近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。治療には近赤外線のうち、波長がもっとも短く(700ナノメートル:nm、1nmは10億分の1メートル)エネルギーが高い光を使います。IR700はフタロシアニンという色素で、波長700nmの近赤外線のエネルギーを吸収する性質を持っています。その化学反応で変化したIR700ががん細胞の膜にある抗体の結合したたんぱく質を変性させ、細胞膜の機能を失わせることによって1~2分という極めて短時間でがん細胞を破壊します。その様子を顕微鏡で見ると、近赤外線の当たったがん細胞だけが風船がはじけるようにポンポンと破裂していく感じです。

図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ
これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった
――これまでのがん治療法は副作用が患者さんの悩みでしたが、この点はいかがでしょうか。
小林 この治療法には、ほぼ副作用はなく、安全性が確認されています。これはとても重要なポイントです。
そもそもがん以外の正常細胞には抗体が結合しないので、近赤外線が当たっても害はありません。また抗体が結合したがん細胞でも、この特殊な近赤外光が当たらなければ破壊されません。つまり抗体が結合して、かつ光が当たったがん細胞だけを破壊するという高い選択性を持つ治療法なのです。これほど選択性が高いがんの治療法は過去にありませんでした。
近赤外線はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使われるおなじみの光です。可視光と違って人体をある程度深くまで透過しますが、全く無害です。
抗体は、米国食品医薬品局(FDA)ががん治療に使うものを20数種類認可しており、毒性が少ないことが証明済みなので、現在は、まずこの中から選んで使っています。IR700は、本来は水に溶けない物質で体内に入りませんが、中にシリカ(ケイ素)を入れて、水に溶ける性質に変えています。1日で尿中に溶けて排出されるので、これも人体には無害です。
全身のがんの8~9割はこの治療方でカバーできる
――この治療法はどのような種類のがんに対して有効なのでしょうか。
小林 皮膚がんのような身体の表面に近いものだけでなく、食道がん、膀胱がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど、全身のがんの8~9割はこの治療法でカバーできると思います。
近赤外線の照射はがんの部位に応じて、体の外から当てることもあれば、内視鏡を使うこともあります。がんの大きさが3cmを超えるような場合は、がんの塊に細い針付きのチューブを刺し、針を抜いて代わりに光ファイバーを入れ、塊の内側から近赤外線を照射します。
話が少しそれますが、この治療法は再生医療にも役立ちます。例えばiPS細胞で臓器や網膜用のシートを作るとき、中に悪い細胞がごく一部混じり込んで発がん性を示す心配があるのですが、そこにこの抗体をかけて光を当てれば、悪い細胞を一瞬ですべて破壊して取り除くことができます。他の正常な細胞にはダメージがなく、安全なiPS細胞シートや人工臓器を作ることが可能になるのです。
現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性
――臨床試験はどの段階まで進んでいますか。また実用化の承認が得られるのはいつ頃の見通しでしょうか。
小林 臨床試験の認可はFDAから2015年4月に出ました。治療法の毒性を調べるフェーズ1は、頭頸部の扁平上皮がんの患者さん10人を対象にして行い、全く問題なく終わりました。この10人はがんの手術をした後に放射線治療や化学療法をやっても再発し、どうしようもなくて、私たちの臨床試験に参加した方たちです。
現在は30~40人の患者さんを対象に治療効果を調べるフェーズ2に入ったところです。この治療法には副作用がなく、抗がん剤のような蓄積量の上限がないので、何回でも繰り返し治療することができます。実際にフェーズ2では、既に一度で治りきらなかった患者さんに繰り返しの治療を行っています。
この先、一般的には従来方法との比較検討をするフェーズ3に進むのですが、もしフェーズ2で顕著な効果が出れば、フェーズ2を300人程度まで拡張してフェーズ3を省略し、治療法としての認可を受けられる可能性があります。私としてはこの過程を経て2~3年後に実用化する計画です。

転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く
――この治療法は近赤外線を当てたがんだけでなく、別の場所に転移したがんにも有効ということですが、どういうメカニズムが働くのでしょうか。
小林 転移がんについては、2つの方法を使います。1つは今お話した、がん細胞に光を当てる方法です。この方法でがん細胞を壊すと、いろいろながんの抗原(壊れたタンパク質)が一斉に露出します。すると、正常の細胞は全く治療の影響を受けませんので、すぐ近くにいる健康な免疫細胞がこの抗原を食べて情報をリンパ球に伝えます。リンパ球は分裂して、その抗原を持つ他の場所にあるがん(転移がん)を攻撃しに行きます。これが転移がんに対する免疫を活性化する主要な仕組みです。
もう1つは、昨年パテントを申請し、今年8月に論文として発表したばかりですが、がん細胞を直接壊すのではなく、がん細胞の近くにいる免疫細胞ががん細胞を攻撃することを邪魔している免疫抑制細胞の中で主要な細胞である制御性T細胞を叩く方法です。この方法では、IR700を付けた抗体を制御性T細胞に結合させ、近赤外線を当てて壊します。するとがん細胞の近くにいる免疫細胞は邪魔者がいなくなるので直ちに「OFF」から「ON」に切り替わり、数十分のうちに活性化してがん細胞を壊します。さらに血流に乗って全身を巡り、わずか数時間のうちに転移がんを攻撃し始めます。がん腫瘍内にいる免疫細胞はほとんどすべて、がん細胞のみを攻撃するように教育されており、免疫の効きすぎが原因になる自己免疫疾患のような従来の免疫治療で起こる副作用は起きないので安心です。

図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み
この2つの方法のうち、制御性T細胞を破壊するほうが、転移がんへの効果が大きいことが分かっています。この治療法はすでにマウスでの前臨床試験が終わり、NIHがパテントを取ってベンチャー企業にライセンス供与しています。私たちも常に技術面で支援していますが、今後はその企業が臨床治験の開始へと全力を挙げてくれると思いますし、それが米政府のライセンス供与の条件にもなっています。
最終的には、患者さんの病状や進行状態に応じて、この2つの仕組みの治療法を適善に組み合わせて、それぞれのがん患者さんを治療することになるでしょう。
費用は安く、日帰りの外来治療でOK
――今どの国でも医療費の増大が問題になっています。新しい治療法が近赤外線、IR700、市販の抗体と、いずれも身近にあるものを使って安価に治療できるのは大変な魅力ですね。
小林 その通りです。とても安く治療できます。近赤外線はレーザー光発生装置で発生させますが、機器自体の値段は約300万円ぐらいですから、普通の医療機器に比べれば2桁ぐらい安い。しかも日帰りの外来治療で済み、入院してもせいぜい1泊で済みます。臨床治験で治療を受けた患者さんに聞くと、「この程度の体の負担で済む治療であれば、是非またやってください」というような感じです。患者さんが恐れることなく受けられる治療に仕上げることも、この治療を開発する中で目指してきた大きなポイントの1つです。
この治療法が普及すれば医療費の削減につながり、医療費の増加に悩む社会にとって大きなメリットになるでしょう。
――将来的には、外科手術で取り残したがんも、この治療法を用いて再発を防ぐことを検討されているとのことですが、見通しはいかがですか。
小林 まだ実験中ですが、脳腫瘍についてはドイツのフライブルク大学、ケルン大学と共同研究しています。脳の手術では体の機能を失ったり、人格が変わってしまったりしないように正常な脳神経を残さねばならず、がん細胞と正常細胞が混ざった部分を完全に取り除くことはできません。この治療はこうしたケースで、取り切れなかったがん細胞の除去に最も良く応用できると考えています。
また、すい臓がんについてはオランダのフロニンゲン大学が熱心に取り組んでいます。すい臓がんも手術で取り切れないケースが多いために再発率が30~40%と高いのです。
脳腫瘍もすい臓がんも、手術した個所はがん細胞が露出しているため近赤外線の照射で取り残したがん細胞の処理をしやすく、外科の先生たちが積極的に臨床応用へと研究を進めてくれています。
ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ
――お話を伺っていると、がん治療を根本から変える画期的な治療方法に、思わず元気がわいてきます。
小林 手前みそになりますが、これまで開発されてきた多くの治療法の中で一番いい方法ではないでしょうか。正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを破壊するのは理にかなっています。また、体にやさしいように局所のがんを治療することによって、全身の転移がんも治す治療法は、これまで存在していませんでした。
患部がとてもきれいに治ることもこの治療の特徴です。私は臨床医時代に放射線治療もしていましたが、がんの治療後に「瘢痕(はんこん)」という収縮した硬い傷跡が残るのが悩みでした。がんが治ってもこの瘢痕のために食道などが詰まってしまったりして、患者さんに大きな負担になっていました。その点、この新しい治療法ではかん細胞だけを壊すため、組織の再生に必要な組織幹細胞が健常なまま残ることで、組織再生がスムーズに進みます。
――オバマ大統領が2012年2月の一般教書演説でこの治療法を称賛したのは、NCIが絶対の自信をもって推薦したからでしょうね。
小林 NCIは政府直轄の研究機関ですから、さまざまな情報を絶えずホワイトハウスに届けています。我々もネイチャーやサイエンスのような専門誌に論文を出した場合は、必ず短文の報告を上部に提出する義務があります。
NCIの研究者ががんの全く新しい治療法でパテントを取るケースは少ないので、ホワイトハウスも注目したのだと思います。2011年にネイチャー・メディシン誌に発表した後、上部に報告しましたが、何の音沙汰もありませんでした。変だなと思っていたら、大統領演説のインパクトを出すために、外部に漏れないようわざと黙っていたのだと、後で知りました。
生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある
――先生はNCIで約20年間の研究生活を送られていますが、治療法のアイデアを得たのは何がきっかけだったのでしょうか。
小林 私は医学生だった1984年ごろから免疫抗体の研究をしてきたので、もう32年になります。20代のころは、「抗体がこれだけがん細胞にだけぴったり結合するなら、抗体に薬品や放射性同位元素を付けて運べば、がんの治療が簡単にできるはずだ」と単純に考えていました。
しかし、現実はそんなに簡単ではありませんでした。薬品には副作用があるし、放射性同位元素によって人は被曝するので、正常細胞も悪影響を受けます。つまり安全性にまだ多くの課題があり、いまだにがんの患者さんを治すまでに至っていません。
そこで、がん細胞だけに効いて、他の正常細胞には毒性がない治療法はできないだろうかと考え始めたのが2001~2年頃です。まず試みたのは、がん細胞にがん細胞のみでスイッチが「ON」になる蛍光試薬をかけて、がん細胞のみを光らせることでした。東京大学の浦野泰照先生と共同研究し、2007~8年ごろに成功しました。
がん細胞が光るのはエネルギーががん細胞からのみ光として放出していることを意味します。そのエネルギーをうまく転用すれば、がん細胞だけを殺すことができるのではないか。そこで薬品を少し変えて光を当て、そのさまざまな光化学反応によってがん細胞を選択的に殺すという方法を検討した中で、この近赤外光線免疫療法に行きつきました。他の細胞を傷つけることなくがんを治療するためには、体の奥まで透過する近赤外光が必要でしたので、近赤外光を吸収するいろいろな化学物質をさまざまな方法で抗体に結合させた化合物をスクリーニングし、その中で最も効率よく目的の細胞を殺すことができる薬剤を選択すると、最後に現在の方法で抗体とIR700とを結合させるという組み合わせに確定できたわけです。
――こうした画期的な研究成果を上げることができた主な要因は何だったとお考えですか。
小林 NIHでは研究の自由度が高いことだと思います。純粋に好きな研究に没頭することができました。がん細胞が死ぬ現象は生物学ですが、そこへ至る過程はすべて物理学と化学です。こういう融合領域では通常は競争的な研究資金は取ることが難しいし、研究資金を許可された以外の使い方をすると罰則があります。米国でもNIHだからこそ可能な研究だったと思います。
融合領域にはいろいろな新しい可能性のある研究テーマが残されていると思います。私の研究はすでに分かっていることのみを統合しただけとも言えますが、出来上がりはこれまでにないがん治療法になりました。
臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点
――先生は臨床医を11年間務めた後で研究者に転身されたという珍しい経歴をお持ちです。若い世代の臨床医や研究者たちに向けて一言メッセージをお願いします。
小林 臨床では放射線診断と治療をしていましたが、同時に「患者に役立つ研究」を志していたので、現場を知ることにはとても大きな意味がありました。もし最初から研究の道に入っていたら、現場で何が問題になっているのか分からなかったでしょう。その点、私は感覚的に問題意識をはっきり持つことができました。
研究者が臨床をやることはちっとも回り道やマイナスなことではなく、問題意識を持っていれば必ず研究に役立ちます。立派な基礎研究をしている研究者でも、臨床の問題を認識している人はとても少ないのです。若い人には頑張ってほしいし、私も、「がんはもう怖い病気ではない」と言える社会がくるよう努力を続けます。
TEXT:木代泰之

 

https://www.mugendai-web.jp/archives/6080

LLLT(低出力レーザーの科学)

主として低パワーの可視・近赤外領域のレーザー照射により,創傷治癒の促進,疼痛緩和,骨形成作用などが報告されている.これらの細胞レベルのメカニズムについて,培養細胞や組織から単離したミトコンドリアを用いて,細胞増殖と分化・エネルギー産生・神経の再生および興奮伝達効率などに対するレーザー照射の影響が調べられている.

42・4・1 細胞分裂・増殖・再生

創傷治癒や血管新生に関連して,上皮系や平滑筋由来の培養細胞に近赤外レーザーを照射すると,増殖が促進される,あるいは成長因子の産生が増加したという報告が種々の細胞系で蓄積されつつある.

ヒト歯肉由来の線維芽細胞に809 nmのレーザーを10 mWの強度で5分照射すると,24時間後の分裂が促進された14)が,72時間後には効果が減少した.同様の歯肉系の線維芽細胞LMFで,670,692,780,786 nmの各波長を2 J/cm2で照射したところ,パワーが同じなら波長によらず増殖は促進された2).また,モデル系として多用される線維芽細胞NIH-3T3に,904 nmのレーザーを3~4 J/cm2で1~6日間にわたって照射すると,有意に増殖が促進された3)

一方,He-Neレーザー(632 nm)を血管平滑筋細胞・線維芽細胞ならびに心筋細胞に照射すると,血管内皮細胞増殖因子であるVEGF(vascular endotherial growth factor)の産生増加が認められた17).血管平滑筋細胞と線維芽細胞では約1.6倍(最適照射エネルギー:0.5 J/cm2),心筋細胞では7倍(同:2.1 J/cm2)増加し,さらに,この培養上清を用いて内皮細胞を培養すると,顕著な増殖促進が認められたことから,上清中に遊離されたVEGFの有効性が示された.

また,He-Neレーザー照射は,ケラチノサイトと線維芽細胞からのbasic fibroblast growth factor(bFGF)の遊離を増加させ,ケラチノサイトでは神経成長因子(nerve growth factor:NGF)の遊離も促進された18).このケラチノサイト培養系をHe-Neレーザー照射したあとの培養上清でメラノサイトを培養すると,有意に[3H]thimidine取り込みが増加した.分裂のみならず,He-Neレーザーでメラノサイトを直接照射すると,細胞移動が促進される事も観察されている.

正常およびケロイド性の皮膚由来線維芽細胞系に,スーパーパルスCO2レーザーを照射し,増殖と培養上清中のbFGFとtransforming growth factor-β(TGF-β)の遊離量が調べられた19).bFGFは分裂を促進する一方,コラーゲンの産生を抑え,細胞のphenotypeを安定化させるが,TGF-βはコラーゲンの産生・分泌を増加させ,ケロイド形成を促進させる因子と考えられている.CO2レーザー照射により,どちらの細胞も分裂速度が短縮し,bFGFは両細胞系で遊離量が増加し,特にケロイド系での増加が顕著であった.一方,TGF-βの産生はレーザー照射により抑制されたことから,CO2レーザー照射はケロイド形成を抑えて正常な皮膚再生を促すことが示唆されている.

骨芽細胞に690 nmあるいは632.8 nmのHe-Neレーザーを照射すると,分裂速度ならびにDNA合成が増加し,45Caの取り込みが増加した20~22).これらの結果は,歯科・整形外科領域で,レーザー照射が骨形成を促進するという臨床データを裏付けるものである.

一方,神経系については動物個体を用いた実験が行われ,末梢神経が再生する際,近赤外レーザー(633 nm)を照射すると再生が促進される事が示唆されている23).顔面運動神経の軸策を切断すると,神経再生のマーカーとなるCGRP(calcitonin-gene related peptide)の発現が誘導されることが知られているが,その際11日に亘って633 nmのレーザーを経皮的に照射した個体では,CGRPのmRNAが非照射の個体にくらべて,10倍も増加した.

このように,種々の細胞に対し,レーザー照射はいずれも増殖促進作用を示したが,波長やパワー依存性は,細胞種や培養条件によって異なる結果が得られている.いくつかの細胞種で,成長因子の産生増加が確認されたことは,何らかの転写因子が関わっている事を示唆しており,今後レーザーの作用点分子生物学的に探索されることが期待される.

 

https://optipedia.info/laser-handbook/laser-handbook-9th-section/42-4/

低出力レーザーの育毛促進の効果(脱毛症診療ガイドライン2017年版)

低出力レーザー照射は有用か?男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版で発表

今回、気になる情報が入ってきました。

 

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)で、LED及び低出力レーザー育毛器に関する効果?について発表ありました。

 

このガイドラインの中では低出力レーザーのほかに、フィナステリドの内服、デュタステリドの内服、ミノキシジルの外用等々、髪の悩みを持ってる方は気になる情報が掲載されています。

 

そこで、LED及び低出力レーザーの有用性についての記事を紹介します。

 

CQ5LED および低出力レーザー照射は有用か?
 推奨度:B
 
 推奨文:LED及び低出力レーザー照射を行うよう勧める。
 
 解説:LED 及び低出力レーザー照射の有用性に関して、男性型脱毛症に対する4件のランダム化比較験、1件の非ランダム化比較試験、女性型脱毛症に対する3件のランダム化比較試験が実施されている。
 先ず男性型脱毛症に関して、655nm低出力レーザー・(週3回照射)を用いた、110 名の男性被験者を対象とした観察期間26 週間のランダム化試験において、低出力レーザー照射群では照射前に比較して毛髪数は19.8/cm2増加し、コントロール群(対象赤色光源)では7.6 /cm2減少した。またレーザー照射後の副作用は4例で軽度の照射部の異常知覚、4 例で軽度の蕁麻疹が生じた。
 次いで女性型脱毛症に関して、9-beamレーザー照射装置(655nm)と12-beamレーザー照射装置(6beam-635nm6beam-655nm)(週3回照射)を用いた、女性122名の被験者を対象とした観察期間26週間のランダム化試験において、成長期毛の数は、女性において9-beamレーザー照射群は20.2 /cm2(コントロール2.8 /cm2)、12-beam レーザー照射群は20.6 /cm2(コントロール3.0/cm2)と有意に増加していた。また男性でも同様に有意にレーザー照射群の毛髪が増加していた。レーザー照射後の副作用は、照射部皮膚の乾燥が5.1%、?痒が2.5%、圧痛が1.3%、ひりつきが1.3%、温熱感が1.3%であった。
 以上のように、LED および低出力レーザーの発毛効果に関しては、有用性を示す十分な根拠があり、副作用も比較的軽微であることから、適切な機材を使用して行うよう勧めることにする。
 ただし、上記の機器は国内ではまだ認可されておらず、用いられる光源の種類、波長、出力は報告によって様々ある。

引用:https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf