バッテリーの再生に必要なのは100k〜100MHzのパルスだった

§鉛蓄電池高周波誘電損加熱破壊再生法(弊社特許第4565362号、特許第5289595号)
http://jsv-univ.co.jp/technologies/battery_refresh.html
特許第4565362号は、塩である硫酸鉛は誘電ダイポール:双極子を持ち、断続特定高周波誘電損断続加熱によって断続的加熱と冷却で熱応力を与え、結晶化硫酸鉛にクラック:割れ目を作り、この割れ目を充電通路として再生充電する。鉛蓄電池高周波誘電損の劣化防止延命効果は1MHzから100MHzの周波数の間で、お互いが擦れ相互作用し、お互いの位置関係を乱す為結晶化は起こらず、硫酸鉛は充電可能なコロイド状態が維持される。

3図に見られる様に、硫酸鉛結晶は硫酸電解液中の充放電過程で幾つかの結晶水を持つので異なる誘電損周波数ピークが1MHzから100MHz帯に存在する。結晶水を含む硫酸鉛の誘電損緩和ピークは、結晶水の数が放電状態や温度によって変わり、バッテリーの状態ごとにピーク周波数が1MHzから100MHzの間に移動分布するので、再生あるいは劣化防止の為には誘電損ピーク周波数を探す必要がある。このピーク周波数で誘電加熱あるいは延命の為のダイポールローテーションを行う必要がある。これらのピーク・探索や加熱等のアイデアは2次電池一般に成り立ち特許第5289595号に特許請求されている。
高周波誘電損加熱破壊による再生はバッテリーの液式、密閉式を問わず100%再生が液密度1.280と定電流放電試験によって確認されている。各社のお試し100%再生実施事例も液式、ジェル式固体バッテリーを問わず数多く有り、例えば4図に裾野市の○○○の研究所依頼の100%再生の○○○確認のデータも有ります。

§高周波誘電損による延命効果
誘電損周波数で駆動される硫酸鉛のダイポールは1MHzから100MHzの駆動周波数でダイポールローテーション(回転)を起こす、前記駆動アジテーション力は微弱な凝集力を遥かに上回り硫酸鉛の結晶化を妨げる。よって延命効果は100%である。
§化学的再生法
化学的再生法は金属溶解剤として知られるEDTAをバッテリー液に添加し、硫酸鉛結晶で覆われた陽極表面を溶かし再生する方法である。筆者の追試実験結果では殆ど再生効果は見られなかった。
§化学的延命法の効果
蓄電池メーカーにおいて延命効果を狙った秘策が行われており、カーボンパウダーを鉛パウダーと共に圧着形成した陽極のアイデア等がある。
市販の延命剤は硫酸鉛の結晶化を妨げる為に、有機ポリマーアクティベーターを加えるものがあり、有機ポリマー分子が凝集力によって結晶化するのを妨げる機械的異物体と解釈される。上記研究者たちの書籍日刊工業新聞社発行「鉛蓄電池」によれば、『内部抵抗はやや高くなりCCA値はやや低くなる。この117ページに劣化電池の再生品を50%の容量に回復させたものは新電池として取り扱って、2-5年保証できることが分かった。163ページ活性化剤の効果はシール電池では困難』と記載されている。その上この書籍の著者の一人である○○○○氏からパルス法を含む再生法についての以下の便りをいただきましたので転載します。