ヘルムホルツの陰謀
科学界によってどのように無限大のエネルギーが誤って却下されることになったのかの理解が本発明の基本を解明する。後述で説明される実施形態において、電気力学の作用は、ヘルムホルツが述べている、その原因となる力と直列でない力は“限りなく失われるか得られるかのどちらかである”と一致する。この法則は、ヘルムホルツが1847年にベルリンで行われたPhysical
Societyに発表した“On the
Conservation of Force”に収録された。しかしながら、ヘルムホルツは、“自然界の全ての動作は引力と反発力の力に対して縮小できるものである、ポイントの間の距離によって単に決まる力の度合いを巻き込み・・・そのため自然物のいかなる組合せの結果として作用するのに有能な無限の力量を得ることは不可能である。”と誤って信じていた
【0022】
ヘルムホルツは、平行伝導体上の磁気エネルギーは電流の向きに対して電流に直列というよりはむしろ明らかに直角であるという事実にも関らず、磁気エネルギーは無限の域にふさわしい、というアンペール(Ampere)(文例15)の考えを受け入れることを拒んだ。彼は、アンペール(文例16)の重要な発明の中の磁気エネルギーのソレノイド電磁石は、彼のコイルのループ内の磁気エネルギーの方向に対して直角である電流により引き起こされる、と述べるのを省略した。また、今となっては回転して横方向に軌道に乗る電子として認識されている微小横断円電流によって引き起こされる永久磁石の磁力をアンペールが考慮したことも記述していなかった。
【0023】
正式な物理の勉強をせずに軍の医師として教育を受けたヘルムホルツは、代わりに磁力の絶対的な形而上学の説明を信頼した:“磁気引力は、引き合うまたは反発するその距離の2乗に反比例する二つの流体の仮定から完全に推測される・・・磁石の外部効果は常に磁気流体の表面の特定の配分によって表されることができるということは周知である”。この磁気流体の信念を逸脱することなく、ヘルムホルツはウィルヘルム・ウェバー(Wilhelm Weber)(文例17)の磁力と誘導力は、力を引き起こす移動電荷の間のような同線上に方向付けられているという、同様に間違った解釈を引用している。
【0024】
ウェバーは、クローン力と磁力と誘導力を一つの簡単な公式に統一できるかもしれないという考えを持っていたが、ウェバーの欠点のある磁力条件は、直線ワイヤの定常電流が並列ワイヤの定常電気電流を誘発する、という不合理な結末を導いている。また、ウェバーの公式が表すように、交換電流は電流とともに直列の電動力を引き起こさない。誘導力は代わりに相殺されるものであり、それは二つの入れ子になった同軸のコイルは分離されることより更に明白になる。直接反対反力と思われるものは、実は相互誘導力である。
【0025】
全世界のエネルギーの累計は、無限に不変の量で定量であるというヘルムホルツの主張は、彼の若い友人を魅了した。しかし、Physical
Society of Berlinの年長の科学者たちは、彼の文献を“空想的な憶測”や“とてつもない憶測の形而上学にとびつく有害”と主張し、Annalen der Physikでの出版が却下された。この却下を前向きに捉える代わりに、ヘルムホルツは彼の文献の自費出版を手助けしてくれる出版社を見つけ出した。ヘルムホルツは、彼の文献はPhysical
Societyに以前読まれたことがあるという記述と共に出版にこぎつけたが、不誠実にも明白な却下理由は公表しなかった。不注意な読者はそのため、彼の普遍的なエネルギー保存の法則は、Physical
Societyから酷評というよりもむしろ承認をうけていたという間違った印象を持った。
【0026】
ヘルツホルム(文例39)はそれ故彼の考えを公表した:“私たちは、・・・全ての自然力の完璧に一般的で特に特有な性質を表現し、質量の普遍性の法則と化学元素の普遍性の横に位置づけられる、普遍的な自然法まで導かれた”。ヘルムホルツ(文例1)は、エネルギーを保存しなかったいかなる力は“全ての自然力への作用と反作用の平等を確立したニュートンの原理に反している(原文のまま)”と申告した。ヘルムホルツは、ニュートンの法則の難解な観点を、虚偽の陳述で彼の非科学的な論理とすりかえることでずる賢く成功した。結果として、ヘルムホルツにスゥエーデンとイタリアの王、及びフランスの大統領から大十字章が与えられ、ドイツ皇族から“von”という貴族に与えられる称号を彼の名前につけることを歓迎された。この名誉ある栄冠は、彼の論理を科学団体において実際に非難できないものにした。
【0027】
アンペールの、電流間の横方向磁気引力と反作用の理念は、カール・フレデリック・ガウス(Carl
Frederick Gauss)(文例18)により、移動電荷間の磁力のための公式にされた。ガウスの公式の重大な部分且つ現代物理学の教科書が賛同している箇所は、磁力は相対的な速度(例えば、接続線に対して垂直な)を電荷間に与える力に対して横方向であると示している。直接反力が不足している時、横方向磁力はそれが引き起こす力より大きな力を生成することができる。
【0028】
活字において、ガウスの研究の深刻な重要性を認識するただ一人の物理学者は、“(もしガウスの公式が正しければ)、エネルギーは物理学の手段において有限のシステムの中で無制限に生成されるであろう”と述べたジェームス・クラーク・マックスウェル(James Clark
Maxwell) (文例19)であった。ヘルムホルツの“法則”にとらわれて、マックスウェルはガウスの横方向磁力の方程式を信じないことを選択し、代わりにウィルヘルム・ウェバー(文例17)の間違った直列方程式を受け入れた。マックスウェルは、ガウス(文例18)のウェバーに対する彼の間違えた磁力方向への非難が“アンペールの基本方程式の完全な崩壊と基本的に異なったものの採択”であると知っていたことも認めた。
【0029】
1893年に、ウェバーとマックスウェルが認めず、またヘルムホルツが彼の正反対の形而上学の説明と置き換えられた磁力に対するアンペールの方程式の重要な部分は、電流の国際単位の基準、アンペア又はamp、が、電流が生成する横方向の磁力の観点として定義されるために提案された。しかし、ヘルムホルツの理論が事実に影響されないため、この“法則”に挑戦したものは中傷と冷笑の対象となった。
【0030】
無制限エネルギーの最初の認識は、ジョセフ・ラーマー(Sir Joseph
Larmor)によって、“固定中心への誘引力の下で楕円軌道を記述する単一イオンeは、・・・放射によりそのエネルギーを急激に失わなければならず・・・(しかし)定常運動の場合は、エーテル内での永続的動作を維持するのに必要な量である。”と1897年に報告された(文例20)。どうやら彼の異端の考えの批判を静めるために、ラーマーは、“軌道グループのエネルギーは・・・時間を通じて顕著に放射によって消えるので、このようなグループは永続することができない”と本気ではない撤回を1900年に提案した(文例21)。
【0031】
1911年に、ルーサーフォード(Rutherford)(文例22)は、小さく、正電荷を持つ核の周りを惑星のように移動しているマイナスイオンを持つ小さい太陽系と原子が似ていることを発見した。このようなとめどなく軌道を描いている電子は、ラーマーにより適切に描写されていた永久放射の源であり、それらの得られる電子はまた、プランク(Plank)(文例23)がゼロ・ポイントエネルギー(Zero-Point
Energy, ZPE)とかつて説明していた彼の“調和振動子”である。ZPEは、ヘリウムが気圧の下絶対零度で液体を残存するので、ヘリウムはその温度で固体になるように加圧されなければならないという事実により示される。プランクは、調和振動子はそれらの振動を維持するためにエーテルから“ダークエネルギー”を抽出し、その結果、無制限のエネルギー源は存在すると認められると信じていた。しかしながら、彼はこの無制限エネルギーを、ヘルムホルツの承認に見合っていない標準的な原因より、むしろ超神秘的な根拠のせいにした。
【0032】
ニールズ・ボアー(Niels Bohr)(文例24)は、軌道を描く電子からの放射は、自身のエネルギーをすぐに流失してしまうので、電子は核にらせん状に落下するべきだという概念に悩まされていた。ウィッタカー(Whittaker)(文例25)は、“放射物を放射または吸収している電子は、エネルギーを損失または取得しなければならない・・という基本を(ボアーとその仲間は)放棄している。その代わり、彼らは運動量またはエネルギーを通さない波長・・・の中で増殖された仮想の放射物の概念を紹介している”と述べている。その後、全ての科学団体は、現実のエネルギーの源としてのラーマーの放射物を世界的に受け入れられているヘルムホルツの学説に一致しないため棄却した。
【0033】
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